油彩 / キャンバス
美術学科
洋画専攻
絵を描く時、その時の自分によって世界を切り取り、自分と世界との距離を定めている。それは一時の規定でしかなく、世界も自分も常に変化していて、同じものを同じように見ることはできない。それでも、規定することは自分の存在を知るために必要である。同じモチーフで日をずらして3枚制作することで、1枚の絵として規定した世界も3枚に生じる差異も肯定しようとした。