三月の雨

インタビュー

大貫 蘭

造形学科

美術コース

大貫 蘭

ONUKI Lan
A:これまでの作品は補色関係が印象的だと言われてきました。色の関係性や効果は理論として存在しますが、「その関係を使ったから」ではなく、「この赤」「この緑」「この色」に向き合いたいと思うようになりました。本当はわたしの画面なんて何色をしていてもいいのかもしれません。
A:今世界はAIや情報分野の発達など、社会が資本と発展を求めて異常な速さで進んでいっています。しかし美術はこうした社会のスピードを遅らせる力を持っていると思うのです。
ラスコーの洞窟にある絵、縄文土器についている飾り…古くからの意味をなさないこの第三の行為にこそ、社会の機能に還元されることのない人間本来の豊かさをもとめる欲求があると思います。私にとって美術はそれを学ぶ学問です。