風景につまずく練習

インタビュー

皆川 栞里

美術学科

洋画専攻(版画)

皆川 栞里

MINAGAWA Shiori
A:いくつかのタイミングがあります。ひとつは、不可能に見えることをどうすれば可能にできるか思索しているとき。もうひとつは、席を立ったときや何気ない動作の合間など、緊張が不意に解けた瞬間。そして最も瞬発力があるのは、友人と会話をしているときです。普段から、空想や気づいたこと、友人に会ったら話そうと思っていることをメモしており、そうした蓄積が制作へとつながっているのかもしれません。
A:生活を基盤として生じる副産物としての行為、形式。自己の居場所を探り、確かめるための測定行為であり、それ自体が居場所となるものではない。その行為の痕跡は、複雑な事象や思考が整理されることなく、制作の過程に伴う空気や揺らぎとともに残り、時間を隔てて再び立ち返るための媒体として働く。