《第海次東京事変 ―電波塔争奪戦―》
インタビュー
美術学科
日本画専攻
櫻井 梨乃
SAKRAI Rino
A:私が使用しているビビットな色はピグメントという粉末を膠と混ぜたものを使用しています。細い線はポスカを使用しています。蛍光色やパール色はピグメントを使った方が発色もよく、広い面に塗る時に重宝しています。しかし、ピグメントは膠と混ぜる時注意が必要です。水より軽いので膠の量が多すぎると粉が水の表面に浮いてしまい、そうなると混ぜることは困難になります。少しづつ膠を足していくことが重要です。
A:私にとってのアートは、「言葉、声」です。私は幼い頃から自分の感情を文字として残すのが苦手でした。文字としてアウトプットしようとすると今まであった感情や思いが縮んでしまい手が止まってしまうのです。自分の思ったこと、考えたこと、想像したことを吐き出せるのは絵でした。自分が自分であるための手段とも言えるかもしれないですね。多分、一生絵を描き続けてると思います。