新境地

インタビュー

宋 揚

美術専攻

版画研究領域

宋 揚

SONG Yang
A:髪の毛や羽は、私にとって明確な象徴ではありません。身体から切り離されながらも、その存在を強く感じさせる素材であり、生と死、内と外、人為と自然のあいだに位置する曖昧さに惹かれています。触れれば脆く、同時に執拗に残り続ける性質は、作品空間に強い質感と密度を与える要素として機能しています。
A:私にとってアートによる表現は、日記を書くように私的で自由な行為です。場所や状況にとらわれず、その時々の思考を整理し、言葉や形にすることができます。たとえ誰にも理解されなくても構わない、そう思える勇気を与えてくれました。芸術的に考えることはすでに日常の習慣となり、制作の有無に関わらず、自分自身や世界を省みるための視点として働いています。