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インタビュー

劉 珍珍

美術専攻 版画研究領域

劉 珍珍

LIU Zhenzhen
A:私にとって大事なのは、「紙を信頼する」また「リラックスして絵を呼吸させる」ということだと思います。紙と向かい合う時、恐怖を感じることもありますが、それは色を塗ったり、刷らないと安心できない感覚かもしれません。時には紙がこちらに「私を完全に覆い隠さなくて大丈夫よ」と言っているように感じ、自分との信頼関係を築いていきます。
A:アートは言語だと思います。国や文化が異なっていても、人とアートという言語でコミュニケーションを取ることができます。それは自分が世界に属していると感じさせ、どこにでも行ける自由だと思わせてくれます。自分自身の言葉を創り上げ、心の中にある秩序感を画面に翻訳したいと思っています。